お疲れ様です、じぇいぴーです。(^^♪
先日EY新日本有限責任監査法人のオファー面談を受けてきましたのでご報告いたします。
内定時のオファーの条件はこちらを御覧ください。(参照:EY新日本有限責任監査法人のオファー条件とは。
EY新日本有限責任監査法人のオファー面談
オファー面談とは
監査法人では内定後、基本的にはオファー面談の場が設けられます。
そもそもオファー面談とは何ぞやという方も多いかもしれませんが、オファー面談とは内定後に社員の方とざっくばらんな雰囲気の中でお話をして監査法人についての理解を深める場となります。
内定するまでの面接中には中々聞けなかったことを気軽に聞いて、自身の不明な点や不安な点などを解消する場となります。
今後内定を受諾するか否かを決める判断材料を集める場といえば分かりやすいかもしれません。
※この場は面接ではありませんので、あまりに変なことをしでかさない限り内定が取り消されることはありません。
面談の応対者
EY新日本有限責任監査法人のFAAS(財務会計アドバイザリー)に中途入社して3年目のシニアスタッフの方にご対応頂きました。
自身と同じ管理会計のバックグラウンドをお持ちで、かつUSCPA取得者の方でした。このアサインの仕方もEY新日本有限責任監査法人の配慮を感じます。
所要時間
通常の面接と同様に1時間となります。
面談内容について
基本的には、向こうから面接されるのではなく、色々とこちらから質問をしてお答えいただく面談の場となります。
私は以下の質問をしました。
・日々の業務内容は。
⇒IFRS導入支援やM&Aの下流工程であるPMIを担当している。後者について具体的には企業結合に関する会計処理のアドバイザリーをしている。担当していないが海外IPOとった上場支援業務を行っており、また最近では経理業務をロボティクスで効率化する案件が1番ホットである。
・仕事自体は面白いと感じるのか。
⇒1つのことをずっと担当するのではなく、色々な業務を幅広く担当できるので楽しい。現在はIFRS導入支援と、PMI関連のプロジェクトを合計7つ並行している。2年間で海外出張も5回ほどあった。
・仕事のやりがいは。
⇒自身の知識や経験で目の前の顧客に感謝されることがやりがいにつながっている。自分がサービスであり、それが評価されることがやりがいである。
・将来的なキャリアステップをどう考えているのか。
⇒M&Aの下流工程を担っているが、M&Aの上流工程(法人でいうとEYトランザクションアドバイザリーサービス等)に興味がある。自身以外の他の社員は商社の財務部門に行ったり、ベンチャーの財務部門で役職に就いたり様々である。
・まったりよりは、テキパキ仕事をする雰囲気か。
⇒社員一人一人の意見や意志を尊重する風土である。バリバリ仕事をしたい人には様々な仕事が割り与えられ、ワークライフバランスを重視したい人には特に強制的に仕事は振られない。自分次第で働き方を決めることができる。
・コンサルティングファームではなく監査法人アドバイザリーの魅力は。
⇒経理業務未経験のUSCPAであったため、財務会計の勉強のために監査業務も並行して従事できる点は魅力的だと感じた。
・EY新日本で改善してほしいと思う点や、嫌な所は。
⇒監査業務が業界一位であるため、法人内で監査部門の意見が強くアドバイザリー側を少し見下している雰囲気もある。
・USCPAが中途入社した場合の育成環境はあるのか。
⇒JCPAやUSCPAに関わらず、人に教えたいというモチベーションの社員が多い。よって自分から人に質問して学ぶことができれば学習環境は豊富にある。研修等はあまりなく、いきなりプロジェクトにアサインされるOJTがメインとなる。
なお、元々自身も管理会計畑であったが、様々な業務を経験できたため1年ほどでキャッチアップすることができた。
・オフィスに用がない場合は、在宅勤務等は可能なのか。
⇒全く問題なく在宅勤務可能である。『オフィスに取り合えず居ろ』という雰囲気は全くない。
・昇進は実力主義?シニアは何年目?
⇒アドバイザリー業務は監査業務と違って実力次第で飛び級可能である。スタッフ1~4があり標準は1年ごとに昇進して、丸4年間でシニアスタッフに昇進するが、最短では1年半で可能である。数年ほど前にFAAS事業部門のトップが海外経験豊富な方となり、風土がガラッと近年変わってきている。
なお、マネージャーに昇進するにあたり飛び級は少ない。基本的には丸4年間シニアスタッフで実務経験を積んだ後に、マネージャーに昇進するパターンである。
・月の残業時間はどれくらいか。
⇒個人の意思が尊重される。バリバリ働きたい人は65時間ほどであるが、大半は30時間いかないくらいだと思う。帰りたい人は全然帰宅できるし、上司は誰も残業を強制しない。
・成長スピードは速いと感じるのか。
⇒FAASは事業拡大中であり、若手にも様々な業務を任せている。非常に成長できる環境だと思う。例えばM&A関連しかしたくない人の場合、上司は人がいいのであまりIFRS導入支援等の仕事をアサインしない。よって最初は色々なことに積極的に手を挙げれば、いろいろ振ってもらえるので1年で豊富な業務経験を積むことができ、かなり成長することができると感じる。
・海外長期駐在は最短何年目くらいから?
⇒駐在は大きく3パターン存在する。1つ目は日系顧客の海外拠点事務所に派遣されて、そこで財務会計分野の業務を遂行すること。2つ目はシニアスタッフから行けるGEP(Global Environmental Program)であり、海外のメンバーファームに2年くらい派遣されて現地スタッフと一緒に実務を行う。3つ目は海外メンバーファームに設けられたJAPANデスクで、海外進出した日系企業の支援を行う。
海外駐在希望する人は数多く中々難しい。通過するには、通常業務で評価が高く、また高い語学力が必要である。なお、フィリピンでの2か月間の語学研修もあり、それは希望すれば100%に近い確率で行くことができる。
・仕事ができて尊敬できる、目標としたいと思える社員や上司は多いのか。
⇒全ての能力に秀でた人は極めて少ないが、プロフェッショナルファームかつアドバイザリー業務拡大中につき会計に限らずITや事業企画等の様々なバックグラウンドを持つ人を採用している。つまり、個々人何かしら優れている能力があり、それぞれ尊敬できる箇所がある。
面談の感想
自身のバックグラウンドに近い方をアサインして頂けたので、ざっくばらんに不明点等を質問することができ大変有意義な時間でした。
トーマツと比較してEYは成長環境面では劣るのがネックと考えていましたが、EY新日本有限責任監査法人のFAASは組織として急拡大中である一方人が足りておらず、積極的に手を挙げればスタッフクラスでも幅広い業務経験を積むことができるので、成長環境も優れていると感じました。
例えば、トーマツはM&Aの下流工程に関する業務は、財務会計や監査経験がないと、スタッフからいきなり担当することはないと聞いていましたが、EYに関しては初年度からM&Aの領域に携わることができると知りました。良い意味でイメージと実態とのギャップがありました。
各法人毎で一長一短あるかと思いますが、EYは社員の方々の人柄も良く、成長環境で自身のブラッシュアップができ、素晴らしいなと感じました。
以上です。ご参考までに。(^^♪
初めまして^ ^ 事業会社の経理職からuscpaを取得し今後big4に転職を考えているものです。JPさんのブログ内容で企業理解にとても役立っています。ありがとうございます!
一点質問ですが、各法人で最終面接の後、他外資系企業のようにレファレンスチェックなど実施していますか?その場合、応募者からrefereeを指定する形でしょうか?
いつもご覧頂きありがとうございます!
監査法人は、レファレンスチェックはないと思います!Big4のFAS系はあるかもしれないと、聞いたことあります!ご参考までに。
JP(じぇいぴー)様
初めまして。急なご連絡をさせて頂き申し訳ございません。私は現在Big4系のコンサル部門で財務会計・管理会計をメインとしたアドバイザリー業務に従事しているものです。この度は、JP(じぇいぴー)様にご依頼させて頂きたい事項がございましてこの場をお借りしてご連絡させて頂きました。下記にてご依頼事項とその背景を記載いたしましたので、ご確認頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。
【ご依頼事項】
OB訪問という形で1時間ほどお時間を頂戴し、JP(じぇいぴー)様の御法人での業務内容や御法人の雰囲気等をお聞かせ頂く機会を頂けないでしょうか。(形式はZoomアプリにて、私からJP(じぇいぴー)様に質問をさせて頂く想定です。)
【背景】
上記にも記載いたしました通り、私は現在Big4系の総合コンサルティングファームにて勤務をしておりますが、この度御法人のUSCPA取得を目指す監査トレーニー職の中途採用に応募させて頂きました。無事に書類審査を通過し、6月の第一週目に一次面接を行います。その際、面接に臨むにあたり御法人についてより理解を深めたく今回のご相談をさせて頂きました。
誠に勝手なご相談となりまして申し訳ございません。ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。
ありがとうございます!
監査部門の中途採用とのことで、自分は財務会計アドバイザリー職ですが、大丈夫なのでしょうか?^_^