お疲れ様です、じぇいぴーです。(^^♪
先日、「デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー」の1日選考会に行ってきましたので、ご報告いたします。
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)について
まずDTFAの事業領域を大きく2つ簡単にご紹介いたします。
M&Aアドバイザリー
買収スキームの検討、財務デューデリジェンス(財務DD)、企業価値評価(バリュエーション)等を行います。
基本的にはデロイトトーマツコンサルティングも同様の業務を担うようですが、最大売上3,000億円くらいまでのミドルレンジの企業をDTFAは対象としているようです。
また財務DDと企業価値評価でクロスアサインされることは少なく、財務DD担当者はひたすら財務DDを行うイメージです。
多いときで月残業100時間越えとなり、激務な環境なようです。
また財務DD等は監査経験のある日本の会計士が得意とする領域ですので、監査未経験のUSCPAの方については入社難易度は極めて高いです。
事業再生アドバイザリー
経営改善計画策定だけではなく営業、生産、物流支援といった実行まで行い、売上及び利益向上を図っていきます。
またそれに加えて、お客さんの将来の経営を担うミドルマネジメントの育成も行うようです。
なお、2018年6月から「地域産業振興支援室」という組織が誕生し、日本の地域の課題解決や地域振興を行っています。直近では福島県の復興支援が盛んであり、コンサルタントは福島県に常駐しながら、地場の企業の事業支援を行っているようです。
競合他社
DTFAは「FAS系コンサル」というジャンルのコンサルティング会社であり、同業他社はBig4の以下企業となります。
・PwCアドバイザリー
・EYトランザクション・アドバイザリー・サービス
・KPMG FAS
この中でも事業規模が一番大きいのはDTFAとなります。
DTFA1日選考会について
会社の事業紹介から始まり、その後一次面接、二次面接を経て内定まで行われる中途採用イベントなります。
当日のスケジュール
09:00~09:15 受付
09:15~09:55 説明会
10:00~ 一次面接
14:30~ 二次面接(17:40終了目安)
一次面接をパスした方のみが二次面接に進むことができます。
当日の参加者
合計で19名ほどが参加していました。
たまたま近くの参加者と話をしましたが、戦略コンサルのベイン&カンパニーの人がいました。(笑)
やはり戦略コンサルは課題解決の絵を描くだけなので、自分で顧客の実行支援まで行いたく転職を検討しているとのことです。
一次面接について
面接官と1対1の面接で所要時間は30分間でした。
1度に4組の面接が行われますので、1番開始が遅い場合、2時間ほど待つことになります。
自分は不幸にも1番遅い組で12時から面接開始でしたので、外に出てマクドで時間を潰しました。
面接では以下質問が聞かれました。
・他はどのような業界を見ているのか。
・なぜFAS系コンサルなのか。
・DTFAでどのようなポジションに興味があるのか。
・パワーポイントは業務上良く使うのか。
・財務分析等の経験はあるのか。
・経営のフレームワーク等は勉強しているのか。
今まで中途採用の面接を受けてきましたが、「ポテンシャルではなく即戦力になるのか」を見られている感じでした。
コンサル未経験で29歳という私ですが、相当キャッチアップする必要があるともアドバイスを受けました。何となくですが、不合格だなという感覚でした。
一次面接の結果
面接終了後、10分ほど控室で待った後、人事担当者から呼ばれました。
『本日の1日選考会は以上となります。本日はどうもありがとうございました』
とのことでした。(笑)
FAS系コンサルは、監査経験有の日本の公認会計士や、戦略&総合コンサル経験者等がボリュームゾーンであり、その他事業会社出身も一部採用している感じですので、未経験の30前後の場合は中々ハードルは高いなと感じました。
USCPA取得者の方はFAS系コンサルも転職先候補として考えられているかと思いますが、ここに未経験で入るのは難しいので、一度監査法人の会計監査や財務会計アドバイザリー、別のコンサルファームで経験を積んでから挑戦するのが良いかと思いました。(財務DD希望の方は監査経験は絶対あった方がいいと思います)
現場からは以上です。(^^♪
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