USCPAの転職はどこのエージェントがオススメなのか。

お疲れ様です、じぇいぴーです。(^^♪

米国公認会計士(USCPA)合格後は、基本的に転職エージェント経由で求人応募することになるかと思います。

しかし、色々ありすぎて結局どこのエージェントが良いのか迷いませんか。

私は色々なサイトを見ましたが、結局よく分かりませんでした。(笑)

そこで私は、USCPA合格者の方が利用する有名なエージェント7社に登録して各社面談をしてきました。

その経験を踏まえてオススメの転職エージェントをお伝えしたいと考えています。

なお、私の希望求人としては監査法人のアドバイザリー、コンサルティングファーム、海外勤務となります。

各転職エージェントの特徴

MS-JAPAN

面談をしたのはチーフキャリアアドバイザーの小林さんです。

私が事前に提出した職務経歴書と履歴書にも的確に修正の指摘をして下さりました。

また、様々な質問を通じて私のキャリアビジョン等や、本当に何がしたいのかを引き出してくださり、

「キャリアカウンセリング」

という側面で非常に素晴らしくて優秀な方だと感じました。

ただし、デメリットとしては各コンサルティング会社や、監査法人毎に担当者が分かれていることです。

新日本有限責任監査法人の担当者はAさん、あずさ監査法人の担当者はBさんといった感じで担当者が振り分けられています。

各法人の違いを比較したいと思っても担当者が異なり主観が入るため難しくなります。

また、全ての監査法人に応募する際は担当者が異なるため、やり取りが面倒だと思います。

なお、海外の会計事務所の現地採用や、日系企業の海外駐在等の募集は少ないです。

MS-JAPANの感想をメリット・デメリットで簡単に纏めると以下となります。

メリット

・チーフがキャリアアドバイザーとして優秀

・転職初期の段階ではキャリアプランを整理するために活用できる

デメリット

・各監査法人ごとに担当が分かれているので、それぞれの比較検討がしにくく、またやり取りの手間も増える

・海外求人は非常に少ない

結論

まずは登録をして、一度キャリア相談の意味で面談をされるのが良いかと感じます。

経理財務・人事総務・法務の求人・転職なら|管理部門特化型エージェントNo.1【MS-Japan】

SACT

30代後半の田島マネージャーと面談を実施しました。

SACTでUSCPA合格者向けの転職サービスを始めたのは2017年1月頃からのようです。

というのも田島マネージャーが前職でUSCPAの転職支援を10年近く実施してきており、その仕事を抱えて2017年1月にSACTに転職されたからです。

田島マネージャーは過去の経験やUSCPAの転職に関する情報が豊富で本当に信頼できます。

特段、監査法人と税理士法人の転職支援には強いようです。

なお、4大監査法人全て田島マネージャーが担当されています。

ですので、各法人毎の相違を客観的な視点でアドバイスが貰えたり、1人とだけやり取りすれば良いので手間も少なくなります。

SACTの感想をメリット・デメリットで簡単に纏めると以下となります。

メリット

・田島マネージャーは10年以上USCPAの転職支援をしてきており、経験や知識、人脈が圧倒的

・監査法人、税理士法人への転職支援が強い

・1人で監査法人全て担当されているので、各監査法人の比較検討がしやすく、またやり取りの手間も少なくなる

デメリット

・監査法人、税理士法人以外の転職支援は手薄

・海外求人等はほとんどない

結論

監査法人や税理士法人への転職以外は考えられない場合、SACT一択で良いかと思います。

アビタス

アビタスはUSCPA学習時から予備校としてお世話になっています。

アビタスは予備校最大手ですが、同時にUSCPAの転職としても大手となります。

監査法人の採用セミナーも定期的に開催されており、同法人とのコネクションも強いかと思われます。

また、監査法人についても各法人毎で担当が分かれることなく一人が全て担当されています。

アビタスの感想をメリットデメリットで簡単に纏めると以下となります。

メリット

・USCPA転職の最大手に属し、監査法人に限らず事業会社への転職支援等バランスが良い

・1人で監査法人全て担当されているので、各監査法人の比較検討がしやすく、またやり取りの手間も少なくなる

デメリット

・強みのある業界が特段無い印象

結論

監査法人に絞らず事業会社の財務部等を含め幅広く転職活動する場合、バランス型のアビタスで良いかと思います。

JACリクルートメント

小牧シニアコンサルタントと面談を実施しました。

小牧さんはキャリアアドバイザーとして非常に優秀で、色々と相談ベースで的確なアドバイスをしてくれます。

また同社が外資系ということもあり、日系企業の駐在候補としての海外求人も多数取り扱っております。

一方、監査法人に関して各法人毎に担当者が分かれており、比較検討がし辛く、各担当者とのやり取りになるので手間が生じます。

またUSCPAや管理部門の転職支援に特化しているわけではないです。

JACリクルートメントの感想をメリット・デメリットで簡単に纏めると以下となります。

メリット

・シニアコンサルタントがキャリアアドバイザーとして優秀

・転職初期の段階ではキャリアプランを整理するために活用できる

・海外求人豊富(但しマネージャークラスが採用対象)

デメリット

・各監査法人ごとに担当が分かれているので、それぞれの比較検討がしにくく、またやり取りの手間も増える

・USCPAや管理部門の転職に強いというわけではない

結論

まずは登録をして、一度キャリア相談の意味で面談をされるのが良いかと感じます。

MS-JAPANと利用方法が似ていますが、MS-JAPANの方がUSCPAや管理部門の転職に強いです。

一方、MS-JAPANは海外求人は少ないですので、その点はJACの方が良いです。

しかし、JACの海外求人は主にマネージャークラスが対象のメーカーの海外駐在員候補です。

若手で未経験の方向けの海外求人はほとんど無いのでご留意下さい。

ジャスネット

荻野さんという監査法人トーマツ担当の若手の方に面談頂きました。

ジャスネットはMS-JAPANと同様に会計・経理・管理部門に強い転職エージェントです。

MS-JAPANの場合は最初にチーフキャリアアドバイザーに面談頂きましたが、ジャスネットはそうではありませんでした。

また、監査法人に関して各法人毎に担当者が分かれておりました。

メリットとしては、エージェント登録するだけで月額980円の経理業務の動画学習サイトを無料で見ることができることです。

ジャスネットの感想をメリット・デメリットで簡単に纏めると以下となります。

メリット

・登録するだけで、月額980円の経理業務の動画学習サイトを無料で見ることができる

デメリット

・マネージャークラスではなく年齢の若い担当者との面談になるので、キャリア相談の信頼性が低い

・各監査法人ごとに担当が分かれているので、それぞれの比較検討がしにくく、またやり取りの手間も増える

結論

エージェント登録は特段不要ですが、無料となる経理業務の動画学習サイトのために登録だけするのはありかもしれません。ただし、こういった動画コンテンツは意外(?)と使わないので、ジャスネット利用の大きなメリットは特に無いかと思います。(笑)

リクルートエージェント

転職エージェント最大手のリクルートです。

そして、会計関係の転職に詳しい吉岡キャリアアドバイザーと面談をしました。

リクルートエージェントは、監査法人に関して、各法人毎に担当者が分かれております。

しかし、吉岡さんが各担当者を統括するので、各監査法人の比較検討がしやすく、またやり取りの手間も少なくなります。※吉岡さんが応募先企業に詳しくなく、各社の営業担当に聞いて、その回答メールを転送する感じなので、かなり微妙です。(2018.10.7訂正)

日系企業の駐在員候補としての海外求人も豊富です。

なお、同レベルの候補者が最後残った時に、リクルート経由というネームバリューで採用されるケースもあるようです。

また、コンサルティングファーム内定に向けてケース面接をしてくれるらしいです。

リクルートの感想をメリット・デメリットで簡単に纏めると以下となります。

メリット

・担当者が1人なので、各監査法人の比較検討がしやすく、またやり取りの手間も少なくなる1(2018.10.7訂正)

・事業会社の求人数豊富

・転職エージェント最大手のネームバリュー

・海外求人豊富(但しマネージャークラスが採用対象)

・コンサルティングファーム向けのケース面接対策をしてくれる

デメリット

・大手の転職エージェントであり、USCPAや管理部門の転職に強いというわけではない

・営業や売上志向があるため、興味がない企業も進められる可能性あり

・転職希望者の数が多いので、一人ひとりへのサポートが手厚くはない

・メール返信等の事務的な処理が遅い

結論

どのエージェントにするか悩む場合、とりあえず求人数豊富なリクルートを利用するのが無難かと思います。ただし、監査法人やコンサルティングファームと言ったプロフェッショナル領域を目指す場合あまりオススメはできません。

専業のエージェントを使いましょう。

ムービン・ストラテジック

こちらは一番最後に登録しました。監査法人はSACT、コンサルティングファームはリクルートエージェントで転職活動をしておりましたが、リクルートの対応の遅さに嫌気がさし、エージェントを変えました。

成塚さんというエグゼクティブコンサルタントの方に面談のご対応を頂きました。元々、世界的超大手メーカーに勤務され、その後総合コンサルティングファームに転職されたご経歴をお持ちです。

ムービン・ストラテジックはコンサルタントが25名ほどいらっしゃいますが、幾つかの方はコンサルティングファーム経験者ですので、生の声を聞くことができ非常に参考となります。

当然、業界知識も豊富で、コンサル業界に関する自身の疑問点はすべて解消できました。

また、コンサル向けの面接対策も手厚く、また面接で聞かれた過去の質問事例等も豊富にあり、素晴らしいです。

ムービン・ストラテジックの感想をメリット・デメリットで簡単に纏めると以下となります。

メリット

・担当者にコンサル経験者が多く、生の声が聞ける

・コンサル業界の知識・知見が豊富で信頼できる

・コンサル面接の対策も手厚い

・メール返信の事務処理等が早い

デメリット

・コンサル業界以外は全く求人がない。これくらいしか思いつきません。(笑)

結論

コンサルティングファーム狙いなら一択です。

オススメの転職エージェント

今までの話を整理すると、

まずキャリアプランを整理したい場合

MS-JAPAN

JACリクルートメント

監査法人や税理士法人の転職を考えている場合

SACT

業界を絞らずに幅広く見ながら転職活動したい場合

リクルートエージェント

アビタス

コンサルティングファームの転職を考えている場合

ムービン・ストラテジック

まずは、MS-JAPANかJACリクルートメントに登録してキャリアプランを相談してみましょう。

その後、監査法人や税理士法人に転職したい場合はSACTに登録し、業界を絞らずに転職活動をしたい場合はリクルートエージェントかアビタス、コンサルティングファームならムービン・ストラテジックで良いかなと思います。

あくまで個人の感想ですので、気になるエージェントがある場合、できる限り直接話を聞いてみるのが良いかと思います。

以上、ご参考まで。(^^♪

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ABOUT US

別称コミカルおじさん。人を笑わせたり楽しませることが好き。M-1グランプリ2018/2019出場経験あり。世界55か国訪問。学生時代はヘルシンキ大学交換留学や、トルコで海外教育インターンシップに従事。某日系メーカーに勤務しながら、米国公認会計士(USCPA)を取得。2020年3月より一般社団法人(教育事業)の副代表理事としても活動中。