【激動の今を生きる】本学(人物教育、偉人教育)の大切さについて

お疲れ様です、じぇいぴーです。(^^♪

先日のブログ投稿で、「本学」と「末学」の違いと、「本学」の重要性について説明しました。(参照:【永久保存版】10代、20代、30代の若いうちに何を学ぶべきか?~本学と末学の違い~

簡単におさらいをしますと、

  • 本学

人間如何にあるべきか、人生如何に生きるべきかと言った「人間学」

例えば、論語などを始めとする四書五経、言志四緑、伝記、哲学など。

  • 末学

本学に加わるところの技術や技能と言ったものに関わる末学、換言すれば「時務学」

例えば、会計、情報技術、マーケティングなど。

です。

「本学」は自分の人生の軸を作ったり、人間性を磨くためにも大切なのですが、日本では「本学」の学びの機会が薄れてきています。

スキルや知識、「末学」が中心の教育。

まさに、

本末転倒

になっている日本の教育。

末学も生きていく上で、非常に大切なのですが、それは本学ありきだと考えています。

ですので、本ブログでは「末学」に関するような有益な情報(例えば、財務会計etc)に関わらず、

「本学」

も、これからは紹介していきたいと思っています!

今回はもう少し「本学」の中身について、ご紹介したいと思います。

本学とは何か??人物教育、偉人教育の大切さについて

編年体と紀伝体

過去の歴史に学ぶことは、ほんとうに大切です。

ですが、その歴史に学ぶと一言でいっても、実は意味合いが大きく異なります。

歴史の叙述方法には大きく2パターンあります。

  • 編年体
  • 紀伝体

編年体は、年号に沿って記述されていて、それを暗記することが中心となります。(通常の学校の歴史はこちらです)

紀伝体は、本記と列伝に分けられてあり、この列伝では個人の「人物伝」が中心となります。

この紀伝体の中にある、列伝、人物伝、つまり

過去の偉人の伝記

こそが、「本学」に当たります。

人物教育、偉人教育のメリット

このような過去の偉人の伝記に学ぶ、

「偉人教育」

「人物教育」

は、従来の日本の教育では当たり前のように行われてきました。

しかし、第二次世界大戦以降は、このような教育は全く行われないようになってしまいました。

ですが、このような人物教育、偉人教育によるメリットは大きく2つあると思っています。

決断力、基軸力を養うことができる

過去の偉人の生きざまに触れて、

『自分がその人と同じ年齢のときなら、どう行動していたのか』

を考えることで、決断力が身についていきます。

将来決断・実行する際の訓練になります。

また、その偉人の人生軸や判断基準を学び、偉人と同じように自分の人生における基軸力を身に着けていくことができるようになります。

特に、大業を成し遂げた壮年期ではなく、若いころの様々な決断にフォーカスを当ててみていくことが重要です。

過去の偉人も若かりし頃に、同じように悩み、紆余曲折あり、決断し、最後に結果を残しています。

その時の想いによりそうことで、今を生きる我々若い世代は沢山の示唆を得ることができます。

通常の編年体による、学校の歴史の教育では、

「偉人がいつ、何を成し遂げたか」

という事実のみを、淡々と暗記する教育です。

よって、あまり自分の人生観や、生き方を考える上で、また決断力や基軸力を養う上では、役には立ちにくいです。

自分の人生における基軸力、決断力。

それらは、人として生きる上でとても大切なもの。

激動で先が読めない時代だからこそ、過去の偉人に学ぶ教育は求められるべきではないか、と考えています。

チャレンジ精神旺盛になる

過去の偉人の生涯に触れると、ものすごく志高く、行動力に溢れたリーダーシップを垣間見ることができます。

特に、昔の人は、10代、20代、30代と若くして志高く行動し、結果を残している。

伝記を通して、そのような過去の偉人に触れると、

『自分より年下なのに凄い!!!自分も何とかせねば!』

という気持ちになります。奮い立ちます。

偉人が若いうちから自己のぶれない判断基準をもって様々な決断を繰り返し、実行し、死に直面しながらも実績を上げていく。

そのような姿を垣間見ると、

『それに比べて、今の自分の挑戦なんてちっぽけなもの』

と感じるようになり、よりチャレンジできるようになるのではないか、と思います。

ですが、このような偉人教育が少なくなった現代。

リスクを取ってチャレンジする人が減ってしまうような気がします。

事実として、日本人のノーベル賞受賞者も、戦後生まれの方の数は少ないようです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

「本学とは何か」

という所から始まり、偉人教育のご紹介と、そのメリットについてお話させて頂きました。

今は、末学の教育が過剰な日本社会になっているような気がしてなりません。

末学は、本学があってこそ、初めて花開くものだと考えています。

本学(偉人教育)に学び、自分の人生観、人格を研鑽し、本学と末学に学んだバランスの取れた、志高い方で溢れる社会になっていけば、と思っています。

以上です、ご参考までに。(^^♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUT US

別称コミカルおじさん。人を笑わせたり楽しませることが好き。M-1グランプリ2018/2019出場経験あり。世界55か国訪問。学生時代はヘルシンキ大学交換留学や、トルコで海外教育インターンシップに従事。某日系メーカーに勤務しながら、米国公認会計士(USCPA)を取得。2020年3月より一般社団法人(教育事業)の副代表理事としても活動中。