知っているようで知らない?監査法人「財務会計アドバイザリー」の仕事内容とは??

お疲れ様です、じぇいぴーです。(^^♪

いきなりですが、監査法人ってどんな仕事をしているイメージでしょうか?

『へ??監査法人だから、当然会社の財務諸表を監査しているんじゃないの?』

と、思われる方が多いかもしれませんが、実は監査法人って、

「財務会計に関するアドバイザリーの仕事」

も請け負っているんです。

ただ、監査法人の財務会計アドバイザリーの仕事って何をしているのか良く分かりませんよね。

そこで今回は、そんな監査法人での「財務会計アドバイザリー」の仕事についてご紹介したいと思います。

『USCPAの資格を取って今後のキャリアを色々と考えてみたい』

『USCPAの資格はないけれども仕事内容に少し興味ある』

といった方は是非ご覧ください。

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監査法人の財務会計アドバイザリー業務

監査法人でのアドバイザリー業務は、各監査法人によって微妙に異なる部分がありますが、凡そは今から紹介するような感じだと思いますので、ざっくりとイメージはつくかなと思います。

9つほど紹介します。

IFRS導入支援

これは例えばクライアントが日本の会計基準(通称:JGAAP)で財務諸表を作成しているところ、

『今後は海外への展開を目指していくので、会計基準として国際会計基準(通称:IFRS)を適用したい』

という場合にその支援を行う仕事です。

クライアントの事業内容を把握し、「IFRS適用した場合にどのような影響が見込まれるのか」を定量的・定性的に分析し、そしてIFRS適用を実行に移していきます。

新会計基準対応支援

これは日本の会計基準が一部見直されることにより、それに応じて企業の会計方針も見直さないといけなくなるので、その支援を行います。

最近ですと、収益基準の論点で日本の会計基準が一部変更となるため、その適用支援を行います。

USGAAPコンバージョン支援

これは、クライアントの日本の会計基準(JGAAP)から、米国会計基準(通称:USGAAP)を適用した財務諸表を作成する支援業務となります。

例えば、

  • 買収されて親会社がアメリカになったので、その親会社に対して米国会計基準(USGAAP)で財務報告をする必要がある。
  • 米国市場で上場するので、米国会計基準(USGAAP)で財務諸表を作成する必要がある。

といった場合に米国会計基準(USGAAP)での財務諸表作成支援を行います。

Form F-4作成支援

「Form F-4」とは、「会社の監査済み財務諸表や事業統合に関する詳細な開示を含む登録書類のこと」を指します。

米国会計基準(USGAAP)で作成する必要がありますので、上記のUSGAAPコンバージョンの仕事に近いイメージです。

吸収合併といった組織再編取引により、米国株主が発行済株式の10%以上保有している場合は、米国証券取引委員会(通称:SEC)に対して「Form F-4」の提出が必要になりますので、その作成支援を行います。

この提出は米国証券法(1933年法)において定められており、仮に日本企業同士の買収であったとしてもアメリカの株主が10%以上であれば、提出対象となります。

経理支援

税務申告向けの決算書作成支援を行ったり、決算サポートを行ったり、内部統制の設計支援を行ったり、監査対応を実施したり、要は経理や決算関連の仕事を常駐しながら支援する感じです。

昨今は人手不足等により増えてきている業務内容であり、月次決算や四半期決算、年度決算の各ワンポイントのタイミングで1~2週間程度常駐しながらクライアント先で手を動かして仕事を行います。

監査クライアントの場合は独立性が損なわれてしまいますので、監査クライアント以外のクライアントに対してのみ提供されるサービスです。

管理会計支援

昔は経営は「経験と勘」で行っていた部分があったかもしれませんが、今はデータや理論を活用しながら経営を行っていく時代です。

例えばサッカーの監督とした場合、試合数や勝ち点の情報、対戦相手の情報だけでは中々適切なマネジメントを行って勝つことができません。

昨今では、

「各選手の走行距離」

「点が入った時の選手の動き」

といった多岐に及ぶ詳細なデータを入手し、より高度な形で戦略を組み立てていきます。

企業経営でも同じで、詳細なデータを活用しながら企業の売上や利益向上、キャッシュフロー改善を図っていきますので、その支援を行っていきます。

そもそもシステム導入以前に会社内で、管理会計が整備されていなかったり、上手く機能していなかったりする場合がありますので、その辺りから支援することもあるようです。

決算早期化支援

これは主に、企業買収によって、クライアントの親会社が変わった際に発生する支援となります。

例えば、買収によってクライアントの親会社が日本からアメリカになったとすると、親会社の決算スケジュールに合わせて、クライアントの決算スケジュールを見直す必要があります。

「従来は8日間だった作業を、親会社のスケジュールに合わせて5日間に短縮する必要がある」

といった感じです。

『手作業でしていた所をシステム導入で簡略化しましょう』

とすれば話は早そうですが、当然導入に伴い結構なコストが発生してしまいます。

実は、システム導入以前に改善の余地がある業務プロセスは結構あります。

なのでまずは、決算における業務プロセスをヒアリングし、改善できそうなプロセスや作業を抽出して早期化の実現を図っていきます。

思うに事業会社の管理部門にいた方は、そこでの経験が生かせる仕事ではないかと推測します。

PMI支援

PMIとは、「Post Merger Integration」の略で、その意味の通り企業再編後の支援全般を行います。

例えばこんな感じです。

親会社の経理・内部統制プロセスの適用

企業がM&Aを行っても、そのままではシナジー効果は何も生み出されません。

買収先を企業グループにうまく取り込むことで企業価値が向上されますので、その支援を行っています。

具体的には親会社(クライアント)の経理プロセスや内部統制等を被買収先である子会社に対して適用させるための支援を実施し、適用後も各四半期ごとで改善活動を図っていきます。

この子会社が海外の場合は、その国の監査法人チームも介入する形で、グローバルに対応を進めていきます。

M&A関連の複雑な会計処理の検討

M&Aは会計処理が複雑になりますので、その検討を行います。

M&A時に伴う定性的・定量的な影響測定

親会社の会計基準がUSGAAPで被買収先の会社が日本基準だと、企業の経営方針次第では、被買収先がUSGAAPに変更となる可能性があります。

そうなった場合、財務諸表でどれくらいの影響がでるのかを、定性的・定量的に検討します。

海外IPO支援

これは日本の会社が海外上場を目指すにあたってその支援を行います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

監査法人の財務会計アドバイザリーって何をしているのか良く分からない方も多いかと思いますが、少しはイメージつきましたでしょうか。

「USCPA取得していて転職を考えられている方」

「勉強中で将来転職を考えている方」

「まだ勉強をしていなくてこれからの方」

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など、色々な方にとって少しでも参考になれば幸いです。(^^♪

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ABOUT US

別称コミカルおじさん。人を笑わせたり楽しませることが好き。M-1グランプリ2018/2019出場経験あり。世界55か国訪問。学生時代はヘルシンキ大学交換留学や、トルコで海外教育インターンシップに従事。某日系メーカーに勤務しながら、米国公認会計士(USCPA)を取得。2020年3月より一般社団法人(教育事業)の副代表理事としても活動中。